スポーツにおける視機能の重要性

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皆さんこんにちは。ビジョンアセスメントトレーナーの小松佳弘です。今回はスポーツにおける視機能の重要性について書いていこうと思います。

●スポーツにおける視機能を向上させるトレーニング
●必要な視機能をアセスメントすること

スポーツビジョンは、上記のことを指します。スポーツを継続していくうえで視機能について注意頂きたいことは、「見える」ことが当たり前の感覚になることです。今回は「スポーツビジョン」について触れていきたいと思います。

様々あるスポーツの分類によって、視覚機能の重要性は異なってきます。

クローズスキルスポーツ
環境の変化が、あまり見られないスポーツ。屋内やコースに1人のみが使用する状態や天候が限定された環境での開催競技を指します。例)水泳・柔道・剣道・陸上(一部を除く)など

 

オープンスキルスポーツ
環境の変化が、大きなスポーツ。天候や戦略など、不規則な状況の影響で変化を指します。例)野球・ソフトボール・サッカー・バスケットボールなど。特にオープンスキルスポーツでは、状況の変化を素早く把握し、正しい判断を行うことが要求されることから、視覚機能を必要とする割合が大きくなります。

状況を判断する際に大きく影響してくるのですが、トップアスリート達は、どのように見て判断をしているのでしょうか。今回は、「クローズスキルスポーツ」にとっての、視覚機能の役割を見ていきましょう。

クローズスキルは状況を判断する環境が限られてきますので、情報収集の為に視覚機能を活用するよりは、身体機能として活用される割合が大きくなります。視覚機能の中でも視野は、情報を収集しながらプラス体幹を維持する役割も担っているので、目線や見え方によっては、身体のバランスを崩してしまうことにも繋がります。

例えば「見えづらい気がする」「見にくくなった」「見え方に変化を感じる」と訴える選手がいた場合、その選手が斜位(目線のズレ)や斜視・屈折異常等を持っているかを確認しましょう!上記の影響が大きく、それが見えにくさに繋がっていると、各症状の特徴によって身体バランス(重心)が変動してきます。

その影響は体調によっても左右されてくるため、本来の競技以外の「視覚的バランス感覚」という見えない相手との戦いが常に伴っている状況になります。ベストを求められるアスリートにとって、取り除ける戦いは排除しておいた方がメリットですね。視覚を理解することは、そのような部分にも打ち勝つことができる魅力をもっています。

次回もスポーツにおける視機能テーマに続きを書いていきますので、お楽しみに!