かつてのアジアの中心がとてつもなくデカくて、途方に暮れた話

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久しぶりの更新ですが、先日、有給をもらって、とあるフォーラムへの参加のために中国は北京に行ってきました。(つまり、弊社の深センでの取り組みとは全く別件です。)あと、観光も少々。

フォーラムの内容も楽しみではあったのですが、僕の興味は、故宮や万里の長城といった歴史的な遺産であったり、本場の北京ダックであったり、歩いている人たちの持ち物や表情であったり・・・旅行として現地でどんな体験ができるのかがもっぱら楽しみでした。

空気が汚いだとか、運転が荒いだとか、荷物没収されるだとか、ネットやメディアを見ると、スキャンダラスな噂ばかりで多少の不安はあったものの、

結果は行って本当に良かった、です。理由は3つあります。

1. かつてのアジアの中心を感じられるため
めちゃめちゃ曖昧な書き方になってしまいましたが、1つ目の理由をまとめるとこれに尽きます。なんと言っても、街自体がめちゃくちゃデカイ! 故宮もそれに伴ってか、めちゃくちゃ広かったです。とにかくスケールの大きさが段違いで、中国4000年の繁栄を感じ取ることができました。

故宮の正面

とにかく大きい故宮正面

2. ご飯がめちゃくちゃ美味しいから
日本でも中華料理を好きな人は多いと思います。中華料理が好きな人が北京に行って、好き度合いがさらに増すことは間違いないです。何が美味しかったかというと全部です。北京ダックは最っ高でした。
(もちろん店は選ばないといけないとは思いますが・・・・)そこは行ってみてチャレンジするのもアリですよね。

故宮近くの北京ダック屋さん

ちなみに、ホテルの料理は、あまりオススメされていないようでした。

3. 偏見がなくなって新しい知見が開けるため
いざ北京に行ってみて、中国語を喋りたいと思うようになりました。街なかの人たちを見ていると、何事もストレートに行動する人たちという印象を受けました。すごく自由なイメージです。日本の文化とは違う部分が多いため、同じことを日本でやったら敬遠されがちなのも分からないでもないですが、少なくとも北京では全然OKなようです。対立軸を出すとしたら、理想のためにうっすら我慢している日本の人と、現状には妥協しつつも自由に生きている中国の人といった感じです。すごく興味深かったです。

で、肝心のどんなフォーラムだったのかという話ですが、

2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標であるSDGsのNo.11「住み続けられるまちづくりを」をテーマにしたカンファレンスに参加してきました。

都市への過剰な人口流入と環境汚染を前提とした、エネルギーの効率化・最適化、食料資源の分配方法など、これから起こりうるであろう様々な問題に対してディスカッションが行われる場でした。

基調講演には、元国連事務総長のパンギムン氏や中国は清華大学学長やら東アジアを代表する錚々たる顔ぶれでした。(日本からの出席者が全然いなかったのが僕個人的には残念でしたが・・・)

清華大学での講演

「21世紀における人類全体の課題は、環境汚染である。」
そう言い切っておられました。

環境問題に真正面から取り組むビジネスは難しいと言われて久しくはあるものの、まずは市場を作ることを先決ということでしょうか。

スマートシティというテーマはこれから中国全体で実験が行われていくとのことでした。国土が広いせいか色んなテーマで実験していくようです。

今後もこのSDGsに関するテーマは継続してキャッチアップしていきたいと思います。