あなたは大丈夫!?WHtRからわかる健康リスク

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みなさんこんにちは。ヘルスビット株式会社の部坂です。前回記事に引き続き連載2回目の今回は、WHtRについてです。

WHtR(ウエストハイトレシオ)は腹囲(cm)÷身長(cm)で算出します。WHtRの値が大きいほど肥満の傾向があり、0.5を超えると健康リスクが増加する可能性があるとされており、WHtRは健康リスクの指標として注目されています。

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日本では、腹囲(臍回り)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されますが、身長の違いが考慮されない為、WHtRの方が、日常的に意識する健康指標としては有効と推察されます。

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BMIは50代後半から低下していく傾向が有りますが、WHtRは年齢と共に増加する傾向が続く事から、加齢により、筋肉の減少と脂肪の増加が進捗する事が示唆されます。

体重では筋肉と脂肪の比率が分からない為、体重のみを健康指標として意識する事は適切ではありません。筋肉の比重は1.1、脂肪の比重は0.9なので、ステーキ肉の赤身は水に沈みますが、脂身は水に浮きます。

ボディビルダーの体重は重めでWHtRは低めですが、体重は適正でもWHtRが0.5以上の人は隠れ肥満の可能性があります。腹囲は筋肉で増大せず、内臓脂肪、皮下脂肪により肥大するので、筋肉増強と内臓脂肪燃焼によりWHtRは改善します。

WHtRは0.5以上でハイリスクとされていて、大学生の水泳選手は0.42、マリリンモンローは0.34との事ですので、0.5以上の方は要注意、0.5未満の方は0.42を目指すのが良いと思われます。

参照:東スポweb掲載、ヘルスビット記事
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/health/2275191/
参照:人間ドックにおける肥満者の代謝異常・高血圧の実態
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ningendock/24/1/24_50/_pdf/-char/ja