ウェアラブルが生み出すビジネスの未来

  • facebook
  • twitter
a2magazine_1

Apple Watchシリーズ8が発売になった。もう8代目だから初代から8年も経った訳だ。iPhone発売からは14年。

Apple Watchデビュー時に来日した、技術担当者のJay Blahnik氏との記念写真と共にウェアラブル市場の一般化に思いを馳せる。

メディシンクを起業した17年前には、僕が予見したこうした未来を話しても誰も信じてくれなかったが、もう当たり前になった。国内でも恐らく累計販売台数300万台近くに達し、世界市場ではスマートウォッチの約過半数を占め億台単位で普及を続ける。

30年ほど前から僕が想像した「ウェアラブル」は現実になった。でも、このビジネスの本領発揮はまだまだこれから…

10年前に国家プロジェクトに採択されて検証もさせてもらったことが、これから大きな潮流、うねりになってくると思う。 (以前の記事:日経デジタルヘルス記事 nkbp.jp/1LvkXLu)

ユーザーの生体変化を秒単位で取得し続け、移動、トークや決済など各種イベントとの相関が評価できるようになる未来は、僕らの健康、医療、介護などの世界そのものや、あらゆるサービスを大幅にアップデートするに違いない。

各社のポイントプログラムなどと連携されて、ユーザーの体調変化すら理解・予測してレコメンドできたりする未来…

そんな未来の予測を描いた書籍が発刊になりました。僕は第9章の1節を担当しています。

5G時代のデジタルヘルスとその事業化 (技術情報協会社2022年9月刊)
https://www.gijutu.co.jp/doc/b_2171.htm
本誌をご希望の方はメディシンクまでお問合せください。

国立成育医療研究センター
周産期・母性診療センター臨床研究員(デジタルヘルス)
八村 大輔