熱帯夜が続いていますが、眠れていますか? 夏の快眠クイズであなたの睡眠をチェック

こんにちは、上級睡眠改善インストラクターの安達直美です。
連日、熱帯夜が続いていますね。
今年は猛暑だと噂されて、
少なくとも、この暑さがお盆前までは続くとの予測。
皆さん、眠れていますか?
7月に入って、テレビをはじめ、雑誌、WEBなどで
夏の睡眠特集が組まれていますから、
皆さんの睡眠の知識も上がっているのでは?ということで、
「夏の快眠○×クイズ」をつくってみました。
全問正解なら、それを実行に移すだけ。
不正解があったら、答えをしっかり覚えて実行すれば、
今晩からグッスリですよ。
Q1.エアコンは、タイマーを賢く使うのが良い?
正解は、「×」
快眠のためには、一晩中使うのが効果的です。
質のよい睡眠は16から26度、
湿度40から60%の範囲でしかとれないと考えられています。
それは、身体の深部の体温が下がらないと、
深いノンレム睡眠が出現しないためです。
高温多湿の環境では、手足からの熱放散ができず、
体温をスムーズに下げることができません。
つまり、快眠のためには空調は不可欠なのです。
ここだけ聞くと、タイマーで
「深い眠りが出る前半だけ室温を下げればいいのでは?」
と思う方もいるでしょう。
しかし、深いノンレム睡眠だけとれればいいというものではありません。
。後半に多く出る、浅い睡眠やレム睡眠も
大切なことがわかってきています。
そして、夜中に目覚めることなく眠れるようにするためには、
エアコンだけに頼ってもダメ。
エアコンの設定は、自動運転から、
冷房、除湿、おやすみモードや快眠モードなど、
人それぞれかと思いますが、
大切なのは風向きを調整したり、
パジャマや掛け寝具を組み合わせて、快適な環境を整えることです。
Q2. 暑いときは、はだかで眠るのが一番?
正解は、「×」
パジャマを着て肌に汗を残さないことが大切。
高温多湿の環境の中ではだかで眠ると、
蒸発できなかった汗はどうしても皮膚に残ってしまいます。
タイマーでエアコンが切れて大汗をかいた後に、
また明け方、エアコンのスイッチをつけて寝る。。。
すると、肌に残った汗にエアコンの冷風が直撃して、一気に熱を奪います。
明け方には体温が一番低くなり、
そこから活動に向けて体温を上げていくのですが、
この時に身体が冷えてしまっていると、
なかなか体温が上がらず、寝起きにダルさを感じます
エアコンをつけて眠ると「身体がだるくなるので、イヤ!」
という話しをよく耳にしますが、使い方に問題があるだけなのです。
つまり、はだかでは、朝まで快適に眠れません。
快適な睡眠がとれる温度の目安は26度までとされていますが、
わたしの場合はエアコンの設定を26度にすると
夜中に肌寒く感じることがあるので、
パジャマを薄手の七分丈タイプにしています。
パジャマの素材は吸湿性の良い薄手の綿素材で織りが粗く、
表面に若干凹凸のある生地なので、
サラサラとして汗をかいても肌にハリツキません。
これに、お気に入りのガーゼケットで調整しています。
パジャマやケットを使っても、何だか不快。。。
そんな時は、エアコンの風向きを調整しましょう。
寝る前に、家族みんなの身体に直接当たらないように固定します。
難しい場合には、サーキュレーターや扇風機を使って
エアコンの風向きを強引に変えてしまいましょう。
Q3. 夏だって、お風呂に入ると睡眠の質が上がる?
正解は、「○」
スムーズに体温が下がることが、
質のよい眠りのポイントだというのは、
覚えていただけたかと思います。
となると「お風呂は体温を上げてしまうのでは?」と心配になりますよね。
実は、入浴して体温を少しだけ上げることで、
体温の下降に一層勾配がつき、
寝つきがスムーズになることが知られています。
入浴で身体が温まると抹消血管が拡張し、
手足からの放熱が促進されるのです。
暑いからとシャワーだけで済ませてしまうのは、
眠りにとってはもったいないこと。
ぬるめのお湯で半身浴を20分が目安です。
額にうっすら汗をかくくらいがベストだとか。
結果は、いかがでしたか?
健康をむしばむ、恐ろしい「睡眠負債」。
とくに猛暑には貯まりやすいので、ご注意を。
こまめな返済には、仮眠も効果的です。
眠れなくても大丈夫。
目を閉じることだけでも、習慣にしましょう。
最新の研究では、たった7分の仮眠でも脳機能の回復がみられるとのこと。
皆さん
今年の夏は、きちんと睡眠の知識を活かして、
しっかり眠りましょう。
ゲンキ還元プロジェクトのサイトでも、
睡眠の質を上げる秘密を紹介しています。
そちらもぜひご覧ください。