毎日着てもサラッで、臭わない第2のスキン? = 皮膚の様な生地との出会い(後編)

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先日の前編の続き。

課題を克服した”メリノウール”

「従来のウールには課題点も少なくなかったんですよ」と上野さん。

着るとチクチクする不快感を思い出す人は多いだろう。洗濯を繰り返すとフエルト化してしまい、着られなくなるほど縮んでしまうことに悩まされた人も少なくないはずだ。メリノウールは、こうしたウィークポイントを解消した素材。「メリノ種」という純血種の羊から刈り取られた、特に繊維が細く伸縮性に富んだ毛質の羊毛である。

肌にチクチクとした違和感を覚えたことがあるかもしれないが、それは繊度30ミクロン以上の繊維が5%以上含まれるときといわれている。人毛の太さは約60ミクロン前後だから、ウールセーターなどに使われることが多い羊毛は約30ミクロン程度なので肌着には太すぎる訳だ。

不快なニオイの原因はバクテリア繁殖なのだが、羊毛には雑菌が付着しにくい性質があり、何日も着続けていてもウェアが臭うことがなく、洗濯しなくても快適に着続けられるのだ。実際にメリノウール製のマスクを数日付けていても口臭が殆どしない数日間これは本当に驚きだ。

こうした特徴が、第2のスキンと言われる所以だ。

実際に、その日の内にウールTシャツを購入。ここ3日間くらい昼間からベッドの中まで着続けていたが、とても爽やかで汗でべとつくこともなく、匂いもしない異次元の素材だと感じた。その上、洗濯できるんだって! 着たら「スゴく気持ちよ過ぎ」で、ファッション誌でもないのにこの記事を書くことに(笑)

エスクァイアマガジン勤務時代を想い出し懐かしくなる・・。しかも、サスティナブル・ウールと呼ばれ環境的にも良いんだそう。

これからリピーターになると決めた。今日はそんな2ndスキン愛用を宣言をする日になった。欲しい方は、お問い合わせください。何名か集まったら受注会の開催を検討します!

皆さんも一緒にウール素材を勉強し日常使いしませんか?

八村 大輔