Android Wearのジェスチャー機能追加に伴う、新たなユーザーエクスペリエンスの可能性

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先週、政府の経済財政諮問会議にて、GDP600兆円に向けた、専業主婦のパート労働などの年収が130万円を超えた場合に発生する健康保険の保険料負担を軽減する提言が行われたというニュースがありました。
現在のGDPが年間550兆円なので、目標まで50兆円 専業主婦がおよそ1350万人。すると主婦一人あたり、年間約300万円の生産性を出しなさい、ということになります。家事をしながら、と考えると・・・・ 主婦の力、恐るべし、です。

1. Android Wearのジェスチャー機能追加に伴う、新たなユーザーエクスペリエンスの可能性

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ユーザーエクスペリエンスという言葉が新聞やネットニュースで飛び交うようになったのはいつからだったでしょうか。
この言葉は、あらゆるサービスの根幹であり、ユーザー体験とも訳されます。 指標は、どれだけユーザーが使いやすいか。この1点のみです。
では、なぜユーザーエクスペリエンスがバズワードのように扱われるようになったのでしょうか。
その理由は、 SNSが台頭したからかもしれません。ユーザーインタフェースと意味をごっちゃにしているからかもしれません。 言葉の意味がマーケターの中に浸透したからかもしれません。あるいは、消費者がモノ売りのコマーシャルに飽きていたからかもしれません。
ただ、多くの人が同意するであろう、少なくとも明らかな事実は、 iPhone(もちろんAndroid端末も)の誕生・普及により、ライフスタイルが劇的に変わってしまったということです。
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ひとつの端末で、文章を書き、写真を取り、コミュニケーションを取り、物を買い、情報を集め、分からないことがあれば問い、時には時間を潰し、銀行の決済をするまで可能になりました。
これらのサービスを使うとき、どんな操作をしますか?
タップ・フリック入力・長押し・スワイプ・ピンチイン・ピンチアウト、ですね。
馴染むまでに時間がかかった人はそう多くないように思います。
これらの操作方法は、もはやタッチデバイスのスタンダードとなりました。
ウェアラブルデバイスである、Apple Watchもこの操作を基本としています。
しかし、Android Wearでは、新しい体験が出来るかもしれません。
新たなジェスチャーセンサーが追加され、手首の動きによって、ウェアラブル端末を操作することが可能になります。
つまり、ノータッチデバイス。
触らないでも操作できる機能が実装されるとは驚きです。
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手首の動きのみによって、端末が動かせるようになれば、
単純に電源のon-offだけでなく、
電話に出ること、
何かのスイッチを入れること、
ドアの鍵を開けること、など様々なことが可能になるでしょう。
新たな操作方法が普及することによって、サービスの設計が変わり、ユーザーエクスペリエンスが変わり、そしてユーザーが享受するサービスも変わり、ライフスタイルさえ変えてしまう可能性があるということです。
ウェアラブルデバイスが普及していくためのヒントがここにあるかもしれません。
And finally: Android Wear’s new gesture controls and more