理学療法士・福田に聴く!これからのメディテインメント®︎とは?

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こんにちは!a2マガジン編集部です。

今回はメディシンクの主要メンバーの一人、理学療法士・福田潤に
メディシンクに参画したきっかけと、
メディテインメント®︎*について語ってもらいました。

健康経営コンサルティングをはじめとした様々なプロジェクトを担当する福田が考える、
「これからのメディテインメント」とは、どんなものなのでしょうか?

*メディテインメント®︎とは「明るく楽しく、自発的かつ継続的に健康増進していくこと」を表す、
メディシンクのコンセプトワードです。

福田さんインタビュー記事a18_1205

ー福田さんがメディシンクに参画することになったきっかけはどんなことだったのですか?

メディシンクと出会ったきっかけは、まさに「ウェアラブル」でしたね。

僕があるパーソナルトレーニングジムに関わっていた時に、
“JAWBONE”(現在はJawboneと社名変更) ”というウェアラブル端末とのコラボ商品を作りました。

その際に、ウェアラブルにロゴを入れてオリジナルのウェアラブルができますよという提案を、
メディシンク代表の八村さんがなさっていて。

いろんなやり取りをしていく中で、
「福田さん、メディシンクさんとの窓口になってください。」と
ジムの幹部から言われて八村さんとお会いしたのが最初ですね。

ーメディシンクに参画し始めた当時の印象は、どんな感じだったのですか?
なぜ、この会社に関わってみようと思ったのですか?

メディシンクは、僕がやりたかった”一般の人たちにどう健康行動を促していくか・・・”ということを、
大きな規模で実践されている会社だなという印象でした。

フィットネスクラブに通っているようなある程度意識の高い人たちではなく、
運動した方がいいと思いつつ出来ていなかったり、
痛みがあって運動できていないような人たちにどうやったらアプローチできるかな?
というのが僕の中では課題だったので。

本当に極端な話をすると、病院はなくてもいい存在だと思っていますしね。

メディシンクは予防医療を進めていく上で業界をリードしている会社で、
大手企業のクライエントさんも多くこれからのヘルスケアの未来を産み出している会社に思えたので、
そこで僕が何かしらお手伝いできるのなら、、、という感じでした。

僕は以前、数年間にわたって海外で生活していた時期があるのですが、
むこうの予防医療現場などを見て「予防にどれだけ力を入れていくかが大事だな」と思っていました。
それを進めていく上で重要な立場にいらっしゃるなと感じました。

ー予防がキーワードになっているのですね。

そうですね。予防医療っていうと堅苦しくなっちゃうと思うんですけど、
日常生活の中にできるだけ多くの身体活動を取り入れたほうがいいと思っていて。

運動というと、ハードルが上がってしまうかもしれませんが、
そのためにはどうすればいいのかを考えつつ、僕はずっと個人的にフィットネスをやっていたんですね。

そこに「メディテインメント®︎」というコンセプトが合致して・・・確かになぁと。
楽しくないと続かないですし、エンターテインメントの要素がやっぱり必要だなと思いましたね。

ー関わり始めた当初はどんなことを一緒にやられていたのですか?

一番最初のプロジェクトは、小豆島での「リトリート」ツアーでした。

小豆島のとある会社が、継続的な集客イベントとしてリトリートをやろうとしていたんです。
でも、どうやってイベント価値を高めたらよいか八村さんのもとに相談が来たらしいんですよね。

僕はちょうどそのタイミングでヨガインストラクターの知人とリトリートツアーの企画を準備していて、
集客を始めるところだったんですよ。千葉でリトリートツアーをやりましょう!と計画していました。

その話を八村さんにポロっとしたら、「リトリート!?そういえばね・・・」って。笑

「今、ヨガの世界では、どこか俗世間から離れた場所を訪れてヨガやりましょう・・・というようなことを、
日本ではリトリートって呼んでいます。そういうことをやろうと思っています。」って言ったら、
「それだ!ちょっと手伝ってよ。」 と。
ツアーを企画するのに講師を探しているんだけど候補になってくれないか?って相談されまして。
そこからがスタートでした。

それで一緒に小豆島へ行ったら、
そこにメディシンクの取引先の大手企業の方々もいらしてて・・・

それがきっかけにもなって健康経営コンサルに繋がり、
今度は健康経営のプロジェクトで「専門家としてオフィスで取り組める運動のことも話ししてくれる?」
という流れでしたね。

ーそこから次々につながっていったのですね。

そうですね、色々つながっていきましたね。

これまでにも人前で喋ったりセミナーを開催したり、
メディアに取り上げていただいたりというのは経験ありましたが、
今までやったことない企業と関われるいわゆるto B向けの仕事ができるというのが、
面白いなって思っていましたね。いち理学療法士としてもトレーナーとしてもなかなか無いことなので。

福田さんインタビュー記事c18_1205

ー現在メディシンクでは、どのような活動をされているのですか?

理学療法士という国家資格があるので、
メディシンクにおいては“専門家”というお堅い立場で活動しています。(笑)

運動や健康について、メディテインメントの中の「メディカル」の部分、
つまり医科学的な裏付けに基づいて、というところをお話ししていくことが僕の役割でしょうか。

今、メディシンク自体がいろんな新規事業の立ち上げに関わっている中で、
しきりに「エビデンス」という言葉が上がってきます。

そのエビデンスを求めるための何か(例えば臨床試験)をするっていう時に、
僕は理学療法士として臨床現場での経験を活かしてエビデンスを作ったり、
エビデンスを求めるための研究のデザインをしたり、
研究結果を読み解くなど、そういったお手伝いをさせていただいています。

過去には、論文を書いたり、発表したりもしてましたからね。

ー福田さんの考えるメディテインメントはどんなものですか?
メディシンクに関わった当初、メディテインメントという言葉を聞いたり、
メディシンクの活動を聞いた時の印象と、今の印象とで何か違ったりしますか?

うーん、そうですね。
もっとメディテインメント、エンターテイメントの部分が強くなってもいいのかなと思ったりはします。

とはいえお取引先やお客様が割と大きなところなので、そこまではっちゃけられないというのもある中で、
すこーし、モヤモヤをなんとなく抱えている、というのが正直なところではありますが・・・

当初は、八村さんのよく言う“たまごっち”から始まるストーリーを聞いて、確かになぁと。

「ポケモンGOが出てきて、これもエンターテイメントでしょ?
今まで引きこもっていた人がウォーキング始めたでしょ?」

というように、リアルなものでのエンターテインメントを例に出して、
こうやっていきたいんだってことを示してくれていたので、わかりやすかったんです。

ただ、実際にゲームの開発はできないですし、
じゃあどうやって?というところの難しさも感じています。

健康経営のプログラムでは車内でできるエクササイズ動画を作らせていただきました。
いろんなところで同じようなこと、さらに面白いことを進めていきたいと思いつつも、
どこまでエンターテインメントに振っていったらいいんだろう?と、
ちょっと考えながらやることが多いかなと感じてしまっています。

振り切ってもいいと思うんですけど、
度が過ぎると会議の席での話で終わってしまう。もったいないですよね。

みんなで盛り上がって「それじゃあどうするの?」ってなった時に、
うまく回るようになってきたら面白いんじゃないかなと思いますし、
そこにメディシンクの価値があるように思います。そっちにアンテナ張っていけたらいいですよね!

僕の中でのエンターテイメントは「旅」なので、
今回メディシンクとして、ホノルルマラソンのEXPO会場にブースを出すんですが、
これもメディテイメントにつながるなと。そういった活動を、どんどん進めて行きたいですね。

それをメディシンクだけでやるんじゃなくて、
他の企業さんもどんどん巻き込んでいけたらいいなと思っています。

ハワイはキャッチーだし、みんなが行きたいと思う場所だろうけど、
なかなか行けないってところがありますよね?

会社がそれを容認すればいい話だし、
今の働き方ならハワイにいても仕事ができないわけでは無いですよね。そんな風に妄想しています。

ーそうすると、やはり将来的にはこういう形でやってきたい!っていうのは
“旅行”がキーワードになってくるのですか。

僕の中では、ですね!
旅行というか、いろんなものを見たり触れたりする楽しさとかっていうのが、
モチベーションになるかなって思うんです。

そこが別に海外じゃなくてもいいんですけど、
そういった要素を入れていきたいなと思いますね。
環境が変わるだけで気持ちは変わってくると思うので。

だから、旅行会社みたいなこともやりたいですし、
例えばメディシンクにもそんな部門があってもいいと思いますね。

福田さんインタビュー記事c18_1205