【美容サロンの明日≒予防医療の未来】
第2回:美容サロンに待ち受ける超高齢化社会

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メディシンク契約コンサルタントの秋月です。前回稿「美容サロンに未来はあるか?」の末尾に、2019年における美容院の数はコンビニのざっくり5倍弱(美容院約25万軒、コンビニ約5万軒)という情報をお伝えしました。

前回:第1回:美容サロンに未来はあるか?
http://medithink.co.jp/a2mag/akizuki/20200917/13212/

グラフにしてみると、この20年間は毎年のようにサロンの店舗数が増えていることがわかります。

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グラフ左軸はサロン数(実数)、右軸は人口数(千人単位)

さて、それでは次に、サロン数のグラフに日本の人口の増減を重ね合わせてみましょう。

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こうしてみると一目瞭然ですが、サロン数は毎年のように増えているのに、人口は逆に減っています。減っていくパイの取り合いを増えているサロン同士でやる訳ですから、普通に考えて取り分が減る一方になっていくことは誰でもわかるでしょう。

前稿でご紹介した3人の女性美容師たちが、自己ブランディングやサロンの差別化に熱心だった理由がおわかりいただけたと思います。

彼女たちは、サロンに特徴を持たせてお客様をがっちりグリップする、店販などで複数の売上軸を持つなど、しっかり生き残り策を確立しないと将来が先細りになる経営環境をよく理解していたのです。

もうひとつ数字を見てみましょう。これも人口推移のグラフですが、注目していただきたいのは2010年と2060年の老年人口比率です。

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老年人口(65歳以上)の増加は報道などで既にご存知のことと思いますが、ご覧の通りたった50年のあいだに約23%から約40%へと急増する見込みが示されています。

つまり美容サロンから見ると:

(1)競合は増える一方
(2)お客さんは減る一方
(3)せっかくグリップしたお客さんも高齢化で病気がちに

という非常に暗い未来が見えてきてしまいます。

しかし!

メディシンク視点からこれを眺めると、巨大なビジネスチャンスが見えてきます。このお話は、また次回をお楽しみに!

メディシンクでは、美容サロンが将来の予防医療拠点になるという考えから、「病院のまえに美容院」というプロジェクトを美容サロン関係の有志とともに起ち上げました。

<有志>
美容家:土屋雅之氏
老舗美容商社:美好屋商店さん
ForPro2:吉田屋氏

を中心としたメンバーです。毎月、オンラインセミナーを開催しています。ご興味のある方は、お問い合わせください。

前回:第1回:美容サロンに未来はあるか?
http://medithink.co.jp/a2mag/akizuki/20200917/13212/