認知症と歯の意外な関係!?

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最近高齢者の交通事故が、ニュースによく取り上げられていますが、
みなさんはどのように感じていますか?

我々みんな共通なのは、「自分だけは大丈夫!!」って思ってるんですよね・・・。
でも神様は、時間を人間全員平等に分けられているので、
それを捻じ曲げるわけには、いかないんですよね。


さて今回は、前回の医療の話題から、
さらに突っ込んだ興味のわく医療の話題を提供したいと考えております。


日本は、リーズナブルに高度な医療が受けられるので軽傷でも、
あるいは夜間救急なら待ち時間が少ないなど・・・、救急車を悪用している話題もちらほら聞こえますよね。

じゃあ海外で救急車読んだら・・・どうなるのか? 

もちろん有料です!
しかも劇的に高いです。

私もカナダのバンクーバーにいるときに、救急車を呼んだことがあります!
翌週請求書が来ましたが・・・なんと3キロ先のセントポールホスピタルまで300カナダドル!
さらに、2泊入院の間に食事・医師の回診ごとに何やらサインしたペーパーが溜まっていました。
激しい腹痛で痛み止めを打ってしのいでおり、意識も朦朧となっていましたが落ち着いて、
紙をみるとなんと!
回診した医師ごとに請求書が積み上がっており、既に2日で900ドル・・・。

このままいたら大変なことになると悟った私は、強力な痛み止めを処方してもらい病院をあとにしました。

後にも先にも、治る治らないの判断ではなく、医療費に驚いて退院したのは初めてです。

出典:http://www.providencehealthcare.org/hospitals-residences/st-paul%27s-hospital

海外旅行で医療機関にかかったことがある方なら同様の経験をされていると思いますが、
つくづく日本は住みやすいなーって思いますね。


さて、話は少々脱線しましたが高齢化による医療費は、厚生労働白書を見てみるとほんとに天文学的な数字です。
今、42兆円超えていますのでちょっとした国の、GDPを軽く上回ります。
そこでこれからの医療を高齢化を前提に考える時がきたのかな?と感じております。

高齢化社会ではじめに頭に浮かぶのが・・・認知症ではないでしょうか?
予防できないからしょうがないなんて言ってられないのです。
認知症になりやすい原因が少しずつ解明されていますが、みなさんの目に止まっていないだけなのです。
たくさんの要因が本当にわかってきています。

そこですぐに明日からとりかかれることを紹介します。

歯です。

歯は、あまり注目されていませんでしたが実はとても大切なんです。
政府は、8020運動といって80歳に20本の歯を残そうと地味な運動をしていますが、
実はとても大切なのです。

認知症とそうでない人の歯の残存本数を比較すると明らかな差が出ています。
高齢になっても自分の歯で咀嚼することで、脳への刺激が認知症予防になっています。

これは、大規模調査で明らかになっています。

歯って虫歯???というより歯周病! ケアです。

みなさん! 40歳以上は、50%以上が歯周病にかかっているというデータもあります。
最近、息が臭くなった? 恋人との距離が? と心配な方々、
是非歯医者さんで歯周病チェックをしてみてください。
歯周病は、ゆっくり進行していつのまにか歯が浮いてきたりします。


また、心臓疾患などで例えば心臓の弁を調べると歯周病の巣があったりします。
つまり歯周病が原因で心臓が悪くなったりするわけです。


話を戻しますと、歯と口腔内を清潔に保つと認知症や心臓疾患なども防げるという
エビデンスが構築されています。
たかが歯されど歯として大切にしてください!


次回は 生活習慣病と歯の関係を取り上げます!!