感染予防の強化を!

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こんにちは、鈴木です。
毎日、新型コロナウイルスに関して
多くの情報があらゆるメディアで報道されていますね。
世界的に、各国が封鎖状態であるにもかかわらず感染が収まる気配がありません。
日本も然りで、緊急事態宣言や行動制限をすすめ……
さらに3密の防止を政府は働きかけていますが、なかなか結果が出てこないため、
国中ヤキモキしている状況です。

ここで、情報の整理を含め、私が実践している対策をお知らせしたいと思います。
ウイルス構造と性質の簡単な “おさらい”から始めたいと思います。

1:構造
新型コロナウイルスにはエンベローブという外膜があり、その膜が壊れるとウイルス自体が破壊されます。
(出典:日本ウイルス学会:http://jsv.umin.jp/news/news200210.html
→アルコール消毒や界面活性剤が入った石鹸などで手洗いをして、しっかり消毒することで、ウイルスを破壊し、
不活化(ウイルスを殺し感染性を失わせること)できます。
※殺菌という表現が多く見受けられますが、ウイルスは細菌ではありませんので正確ではありません。

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出典:厚生労働省

2:新型コロナウイルスの生存時間
湿度や温度により大きく左右されますが、アメリカ国立衛生研究所(NIH)のデータでは、
新型コロナウイルスは、段ボールの表面では最長24時間、
プラスティックやステンレスの表面では最長2〜3日ほど生存
とされています。
→みなさん、スーパーやコンビニで買ったものは、多くの人が接触していますので、
パッケージや袋に確実にコロナウイルスが付着していると考え、
帰宅したら玄関外で買い物したものをアルコールや次亜塩素酸などで拭き取り、
消毒してから家の中に持ち込んでください。
そのまま、冷蔵庫に入れたりすれば、既に感染源が家の中にあるわけで、
せっかく巣篭りしているのに感染……なんてことになりかねません。

3:太陽の利用
もうひとつ、紫外線は強力な殺菌力をもちます。
→晴れた日の外干し! 是非、太陽を味方につけてください。自然の力は偉大ですね。
※消毒薬や熱消毒に比べると効果は不確実だそうです。

4:手洗い、うがいの徹底に加え鼻うがい(鼻腔洗浄)も!
新型コロナウイルスの感染により、嗅覚・味覚異常が出ることは知られて来ました。
これらの神経は、鼻の奥、つまり「鼻腔」にあります。そこで鼻うがいの勧めです。
鼻に水が入ると、ツーンとプールで嫌な経験が頭をよぎりますが、生理食塩水0.9%であれば、
刺激はほとんどありません(水道水と塩で作れます)。
鼻に水を入れて下を向いて、また鼻から出すという方法です。

マスクがあるから大丈夫、などと思わずに、新型コロナウイルスの構造・性質を念頭に置いて、
こんな取り組みも加えてみては如何ですか?

※下記の環境省の事務連絡資料も参考になります。
http://www.junkan.or.jp/image/pdf2020/2020041501.pdf



【八村より一言】
メディシンクでは、2009年に流行の兆しを見せた新型インフルエンザの際に
「映画『感染列島』緊急セミナー」を開催しました。
その際の記録映像が大変参考になるので、ぜひご覧ください。
https://kansen-rettou.medithink.co.jp/

また、鼻腔と言えば、先日、楽天がPCR検査キットを法人向けに販売開始して注文が殺到している
というニュースがありましたが、日本医師会が「推奨しない」と明言しました。
ワタシ的にも全く推奨できませんので、利用は充分お気をつけください。
facebookで感想を書きましたので、良ければそちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/daisuke.hachimura